2024年にデビュー20周年を迎える人気漫画『黒執事』が、7月18日発売の月刊『Gファンタジー』8月号より長期休載することが発表されました。『黒執事』は、英国の名門貴族「ファントムハイヴ家」の当主シエルと、その完璧な執事セバスチャンの物語であり、2006年から連載が続いている大ヒット作品です。本記事では、作者・枢やな氏からのコメント全文と、編集部の発表内容を詳しくお伝えします。
枢やな氏からの感謝と決意
公式X(旧Twitter)にて発表された枢やな氏のコメントでは、読者への深い感謝と今後の展望が語られました。枢やな氏は、「黒執事を応援してくださっている皆様へ」と題し、次のようにコメントを発表しました。
「誠にありがとうございます。この度、少し長めのメンテナンス体暇をいただくことになりました!」
この休載の決定について、枢やな氏は2004年のデビュー以来、20年間大病を患うことなく連載を続けてこられたことに対し、読者の支援のおかげであると感謝の意を表しました。
「2004年にデビューして以来、2024年で画業20年。この長い間、大病せず、休みなく走り続けられたのは、皆様の温かい支援があったからに他なりません」
そして、休載期間中は心身のリフレッシュを図りつつ、『黒執事』のクライマックスに向けた取材と準備を進めることを明らかにしました。
「この期間に心身をしっかりと整えつつ、『黒執事』のクライマックスに向けて必要な取材と準備を進めます。毎月連載を楽しみにしてくださっていた皆様には、大変申し訳ございません。最高のコンディションで戻ってきますので、今しばらくお待ちいただけますと幸いです」
編集部からの公式発表
同時に、月刊『Gファンタジー』編集部からも公式発表がありました。編集部は、連載再開の時期については決定次第発表することを約束し、休載期間中には『黒執事』の過去連載分を再掲載する予定であることを明らかにしました。
「なお連載再開につきましては決定し次第、月刊『Gファンタジー』本誌にて発表させていただきます。また、次号からの休載期間は『黒執事』過去連載分を再掲載させていただく予定です。よろしくお願いいたします」
『黒執事』とは?
『黒執事』は、英国の名門貴族「ファントムハイヴ家」の12歳の当主シエルと、その完璧なスーパー執事セバスチャンの物語です。シエルは悪の貴族として、英国裏社会の秩序を守るために政府から様々な任務を受けることになります。この物語は、ミステリーやアクション、ゴシックホラーの要素を持ち合わせ、読者を魅了してきました。
世界的な人気とメディア展開
『黒執事』は、全世界で累計3500万部を超える大ヒット作となり、テレビアニメ、劇場アニメ、舞台化、さらには2014年には水嶋ヒロ&剛力彩芽による実写映画化もされています。この多岐にわたるメディア展開が、『黒執事』の人気の高さを物語っています。
休載の背景と今後の期待
今回の休載は、枢やな氏が最高のコンディションで『黒執事』のクライマックスを描き切るための準備期間とされています。長期連載を続ける中で、作者が心身をリフレッシュし、創作活動に集中できる環境を整えることは、作品の質を維持するためにも重要です。
まとめ
『黒執事』の長期休載はファンにとって一時的な寂しさをもたらすかもしれませんが、作者・枢やな氏が最高の状態で戻ってくるための重要なステップです。連載再開の日を心待ちにしながら、過去の名作エピソードを再び楽しむことができるこの期間を、有意義に過ごしましょう。今後の『黒執事』の展開に期待しつつ、枢やな氏の健康と創作活動を応援し続けたいと思います。